前回は、朝と午前中の時間の使い方が大事だという話をしました。
「頭を使う仕事はプラチナ時間とゴールド時間に寄せる」ってやつですね
ただ、それだけでは一日全体は整いません。
昼も大事なんですよ。
午前中はまだ頑張れる。
でも、ランチ後から失速する。
気づけば細かい用事に追われて、夜までダラダラ仕事している。
これはかなり多いパターンです。
だから今回は、前回の続きとして、ランチタイム・シルバー時間・ブロンズ時間の使い方をまとめます。
ランチタイムを削る働き方は、むしろ効率が落ちやすい
忙しいと、昼休みまで削りたくなりますよね
机で軽く食べながら作業したり、コンビニで買ったものを流し込んで、そのまま仕事へ戻ります
「休んでいる場合じゃない」と思う気持ちも分かります
でも、結果を出している人ほど、ランチタイムを軽く扱わないんです。
理由は単純で、ずっと集中し続けるのは無理だからです。
昼休みを削ると、その場では少し得した気がします。
ただ、午後の集中力が落ちるし、判断も鈍る。
その結果、トータルではむしろ損しやすいんですよね。
「忙しい自分」の演出にはなっても、仕事の質まで上がるとは限らないんです。
休むだけでなく変化を入れると強い
ランチって、つい固定化しやすいです。
- 毎日同じ店
- 毎日同じメニュー
- 毎日同じ時間
- 毎日同じ人
ラクですし、考えなくて済むので……
でも、その分だけ入ってくる刺激も減ってるんですよ
元ランチタイムにはむしろ変化を取り入れたほうがいいです。
- たとえば、店を変える
- 食べるものを変える
- 行く時間を少しずらす
これだけでも、見える景色は変わります。
- 早めに行けば空いている
- 遅めに行けば売り切れや値引きが見える
- 混み方の違いも分かる
こういう小さな違いって、ただの昼食の話に見えて、意外と大事です。
日々の観察力や雑談のネタ、ちょっとした気づきに変わるからです。
毎日同じ行動だけだと、仕事の発想まで固まりやすい。
ランチタイムくらい、少し景色を変えておくほうがちょうどいいです。
昼休みは、人とのコミュニケーションに使うと価値が上がる
ランチタイムは、ひとりで休む時間として使ってももちろんOKです。
それはそれで必要です。
ただ、余裕がある日には、人と会う時間として使うとかなり価値が上がります。
- 夜の食事や飲みよりも、ランチのほうが軽い。
- 金額の負担も小さい。
- 時間も切りやすい。
だからこそ、人と会うハードルが低いです。
同業者と情報交換する。
後輩と話す。
気になっていた人を誘う。
こういう動きは、仕事の広がりにつながりやすいです。
「与える人」の練習としてランチをごちそうするのもアリです。
これは少し好みは分かれますが、考え方としては分かりやすいです。
夜に大きなお金を使うより、ランチで気持ちよく場を作るほうが現実的ということですね。
ランチの会話で避けたいのは、自分のためだけの話
人とのランチが有効でも、何を話してもいいわけではありません。
例えば?
避けたいのは、相手の時間を奪う話です。
具体的には、自慢話の連打や、延々と続く悪口や愚痴ですね。
武勇伝って、話す側は気持ちいいんですが、聞く側に得があるとは限りません。
愚痴も同じで、その場はスッキリしても、午後の空気は重くなりやすいです。
ランチって、まだ一日が終わっていない時間なんですよね。
このあと仕事があるからこそ、場の空気を下げる会話は相性がよくありません。
一緒にいてちょっと前向きになる。
何か一つ持ち帰れる。
そんな会話のほうが、また会いたい人になりやすいです。
午後のシルバー時間は、頭を使わない仕事に寄せる
前回の内容を引き継ぐなら、午後の基本方針はかなりシンプルです。
午前は、頭を使う仕事をする。
午後は、頭をあまり使わない仕事に寄せる。
これです。
午後はどうしても集中力が落ちます。
昼食後ならなおさらです。
ここで朝と同じレベルの思考を期待すると、しんどいわりに進みません。
だからシルバー時間に置きたいのは、たとえばこんな仕事です。
- 事務処理
- 資料の整理
- コピペ作業
- 書類作成
- 発送や手続き
- 銀行、郵便局、現場確認
- 電話や打ち合わせ
こういう仕事は、午後に置くと回しやすいです。
逆に、企画や執筆の核心をここでやろうとすると、時間ばかりかかりやすい。
午後は「進める」より「回す」と考える。
この切り替えができると、一気にラクになります。
面倒な仕事は「1分だけやる」で着手する
午後って、地味に嫌な仕事が残りがちです。
- 返信しづらいメール。
- 確認しないといけない書類。
- 面倒な手続き。
こういうのを後回しにすると、ずっと頭の片隅に残ります。
しかも、時間が経つほど重くなる。かなり嫌です。
元テキストで出てくるのが、「1分だけやる」という方法です。
ポイントは、終わらせようとしないこと。
1分だけ触るつもりで始める。
そうすると、意外とそのまま進みます。
これはかなり現実的です。
人って、始める前がいちばん重いので、着手のハードルだけ下げるほうがうまくいきます。
「全部やらなきゃ」と思うから手が止まる。
「1分だけ」でいいなら、意外と動けます。
午後は仕事を分けすぎないほうが速い
もうひとつ午後に効くのが、「後でやる前提」を減らすことです。
打ち合わせをしたあとに、
確認して、整理して、資料を作って、後から連絡して……。
こうやって仕事を細かく分けると、そのたびに再起動が必要になります。
これ、地味に時間を食います。
- できるなら、その場でやる。
- 会話しながらメモする。
- 確認できることはすぐ確認する。
- 資料も同時に触る。
ここまでできると、午後の流れはかなり変わります。
仕事を区切るのが悪いわけではありません。
でも、必要以上に分けると遅くなるんです。
目標に近づきたいなら、午後は人に会う時間を作る
午後は、作業だけの時間にしなくてもいいです。
成功している人ほど人とのコミュニケーションに時間を使っているんですよ。
午後は、今後につながる人と会う時間を作るのに向いていますね。
仕事って、結局人から来ることが多いです。
情報も、紹介も、協力もそうです。
だから午後の一部を、
- 昔の知人に会う
- 気になる人に会いに行く
- 相手の近くまで出向く
- SNSでつながった人と話す
こういう時間に使うのはかなり意味があります。
ずっと机の前で完結する働き方だと、世界が狭くなりやすいです。
目標がある人ほど、午後のどこかで外との接点を作る価値があります。
午後の集中力は、短い休憩で戻したほうがいい
午後は、無理に粘らないほうがいいです。
詰まった状態で座り続けても、あまりいいことがありません。
午後は積極的に休憩をとりましょう。
休憩といっても大げさなものではなくて大丈夫です。
- トイレに行く
- お茶やコーヒーを飲む
- 歯を磨く
- 1分だけその場を離れる
これくらいで十分です。
午後は、30分から1時間に一度くらい、軽くリセットする。
そのほうが結果的に最後まで持ちます。
集中力って、気合いで絞り出すものだと思われがちです。
でも実際は、切れそうな前に戻すほうが強いです。
夜のブロンズ時間は、頑張る時間ではなく減らす対象
夜の時間は、使い方を間違えると危ないです。
「夜しかできない」
「今日中に詰めれば何とかなる」
こう考えて深夜まで引っ張ると、翌日に響きます。
ブロンズ時間は本来減っていくべき時間です。
五つの時間帯の使い分けができるようになると、最終的にはこの時間が小さくなる、という考え方です。
徹夜は、やった日の達成感はあるかもしれません。
でも、次の日のパフォーマンスを削ります。
一日だけ見れば進んだように見えても、一週間や一ヶ月で見ると効率が悪い。
夜を前提にすると、昼の設計が雑になります。
逆に、夜を減らす前提で組むと、午前と午後の使い方が締まります。
ブロンズ時間は、根性の見せ場ではありません。
なるべく発生させないための調整対象です。
フリーランスの時間管理は、昼以降の設計で完成する
前回の朝・午前の話と、今回の昼・午後・夜の話はセットです。
- 朝に考える仕事を置く
- 午前で重要な仕事を進める
- ランチでちゃんと切り替える
- 午後は事務、連絡、移動、人に会う時間に回す
- 夜は減らす
この流れができると、一日がかなり安定します。
結局、時間管理って、すごい裏技ではないんですね。
どの時間に何を置くか。
それを間違えないことの積み重ねです。
朝だけ頑張っても、昼以降が崩れると全体は崩れます。
逆に、ランチ・午後・夜まで設計できると、かなり強いです。
「忙しいのに進まない」を抜けたいなら、次に見直すべきは昼以降。
ここを整えるだけで、一日の手触りはだいぶ変わります。
