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駆け出しフリーランスの価格設定の方法3つ|安すぎる失敗を防ぐ決め方

フリーランスとして活動を始めたとき、かなりの人が最初にぶつかるのが価格設定です。

安くしすぎると消耗する…
でも高くすると依頼が来ない気もする

駆け出しの時期は実績も少なく、自分の仕事にいくらの値段をつければいいのか判断しづらいものです。
だからこそ、感覚で決めるのではなく、いくつかの基準を持って考える必要があります。

価格設定で押さえておきたい軸は、次の3つです。

  • 同業の相場を見る
  • 作業時間を時給換算する
  • 追加条件の料金を決めておく

駆け出しフリーランスが現実的に使いやすい価格設定の考え方を、順番に整理していきます。

交渉

駆け出しフリーランスが価格設定で迷いやすい理由

駆け出しフリーランスが価格設定で迷うのは何故ですか?

会社員のように決まった料金表がないからです。

自分で仕事内容を整理し、自分で金額を決め、自分で説明しなければいけません。

バナー制作ひとつ取っても、5,000円で受けている人もいれば、2万円以上で受けている人もいます。

これだけ幅があると、何を基準に決めればいいのか分からなくなります。

しかも、同じ「デザイン制作」でも、含まれる作業は人によって違います。

  • ヒアリングがあるのか。
  • 修正は何回までか。
  • 素材探しは含むのか。
  • 納品形式は何種類か。

この条件が違えば、同じ名前のサービスでも価格が違って当たり前です。

価格設定で迷う本当の理由は、自分のサービス内容がまだ言語化できていないことにあります。
逆にいえば、価格を決める作業は、自分の仕事の中身を整理する作業でもあります。

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価格設定の前に知っておきたい大前提

駆け出しの時期ほど、「まずは安くしないと選ばれない」と考えがちです。
ただ、この考え方はかなり危ないです。

「安ければ売れる」ではない

安すぎる価格は、受注しやすさより先に消耗を呼び込みます。

フリーランスの仕事は、見えている作業だけで終わりません。
やり取り、確認、修正、準備、データ整理、納品対応。

細かい工程が積み重なります。

たとえば……
1万円の案件を「これなら受けやすい金額だろう」と思って引き受けたとしても、実際には打ち合わせに1時間、制作に3時間、修正に2時間、納品確認に30分かかったら、合計6時間半です。
時給で見るとかなり低くなります。

しかも、安い案件ほど気軽に追加依頼や細かい修正が入りやすいこともあります。

では実際、どのような手順で価格設定したらいいですか?

今から紹介していきます

同業フリーランスの価格を調べて相場の中で考える

最初にやるべきなのは、同じ業種のフリーランスがどれくらいの価格で仕事を受けているかを調べることです。

相場を知らないまま値段をつけるとどうなりますか?

高すぎたり安すぎたりします。

たとえばWebデザイナーなら、

「Webデザイナー フリーランス 価格」
「Webデザイナー フリーランス 価格相場」

といったキーワードで調べると、料金表を公開している人が見つかることがあります。

ライターやイラストレーターでも同じです。

クラウドソーシングサービスを使う場合は、その中で同業の出品や募集案件を見るのも参考になります。
どの価格帯が多いのか、どこで差がついているのかが見えてきます。

ただし、参考元はちゃんと選ぼう

ただし、ここで注意したいのは、誰の価格を参考にするかです。

実績が豊富で知名度も高い人は、当然ながら価格が高めになりやすいです。
その金額だけを見て「じゃあ自分もこのくらいで」と決めると、やや危険です。

見るべきなのは、次のような条件です。

  • 活動歴
  • 実績数
  • 得意分野
  • サービス内容
  • 修正回数や納品範囲

同じ業種でも、経験年数や提供内容が違えば価格差があるのは当たり前です。

相場を見る目的は、誰かの価格をそのまま真似することではありません。
自分の立ち位置を把握するためです。

まずは「この業界では、だいたいこの辺の価格帯が多いのか」と知るところから始めましょう。

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作業時間を時給換算して最低ラインを決める

相場を見たら、次は自分の作業時間から価格を考えます。

フリーランスにも「時給」という考え方があるんですか?

あります。
というか、時給換算しないまま仕事を受け続けると後々しんどいです。

考え方は至ってシンプル。
自分が最低でも確保したい時給を決めて、その時給に作業時間をかけます。

たとえば、最低でも時給2,000円は欲しいとします。
ある仕事にかかる時間が3時間なら、最低ラインは6,000円です。
もし5時間かかるなら、1万円が目安になります。

ここで大事なのは、実際にかかる総時間で考えることです。
純粋な制作時間だけで計算すると、かなりズレます。

仕事には、こんな時間も含まれます。

  • 問い合わせ対応
  • ヒアリング
  • 構成や準備
  • 修正対応
  • 納品準備
  • 請求や連絡

このあたりを無視すると、「思ったより全然割に合わない」という状態になりがちです。

「この仕事なら2時間くらいで終わるはず」と見積もったのに、実際は5時間かかった……

特に駆け出しの時期は、想定より時間が伸びやすいです。

だからこそ、普段から作業時間を記録しておくのがおすすめです。

案件ごとに、何にどれだけ時間がかかったかを見える化しておくと、次回から見積もりの精度が上がります。

時間を記録してみて、「毎回ここで時間を使いすぎている」と気づけたら、それは改善のヒントにもなります。
価格設定は、単なる値付けではなく、仕事のやり方を見直す材料にもなるわけです。

修正・短納期・追加作業の料金を先に決めておく

価格設定で見落とされがちなのが、追加条件への対応です。

基本料金だけ決めて満足してしまうと、あとからかなり困ります。
なぜなら、実際の依頼では、ほぼ確実に何かしらの追加条件が出てくるからです。

たとえば、こんな依頼はよくあります。

  • 通常より早く納品してほしい
  • 修正を何度かお願いしたい
  • 画像やQRコードを追加してほしい
  • 別サイズも一緒に作ってほしい

こうした要望に毎回その場で対応していると、判断がブレます。
人によっては、気まずくて追加料金を言い出せず、そのまま無料で引き受けてしまうこともあります。

でも、それを続けるとかなり苦しくなります。

だから最初から、基本料金とは別に追加料金を決めておくべきです。

たとえば、チラシ制作を2万円で受けるなら、次のように整理できます。

  • 修正2回まで無料、3回目以降は1回ごとに1,000円
  • 短納期対応はプラス3,000円
  • QRコード作成はプラス1,000円
  • 別サイズ展開は1点ごとにプラス2,000円

こうしておけば、追加相談が来てもスムーズです。
何より、自分の中で判断の基準があるので、変に迷わなくて済みます。

この仕組みを持っているだけで、価格交渉のしやすさがかなり変わります。
駆け出しの時期は特に、「どこまでが基本料金に含まれるのか」をはっきりさせておくことが大切です。

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クライアントに工程を伝えると価格に納得してもらいやすい

価格に納得してもらいたいなら、金額だけを見せるのでは足りません。
何に対してその金額なのかを伝える必要があります。

クライアントの中には、制作の流れをよく知っている人もいます。
でも、まったく知らない人も少なくありません。

「これってそんなに高いんですか?」と言われることがあります。

悪気があるというより、工程が見えていないだけ、ということも多いです。

そこで有効なのが、納品までの流れを事前に見せることです。

たとえば、次のように書いておくだけでも印象が変わります。

  1. ヒアリング内容をもとに制作を開始します
  2. 初稿を提出します
  3. 修正は2回まで対応します
  4. 修正完了後、希望形式で納品します

ここにあわせて、制作期間や修正条件も書いておくと、さらに分かりやすくなります。

たとえば、
「初稿提出まで3営業日」
「修正は2回まで無料」
「3回目以降は追加料金」
といった形です。

これをホームページやポートフォリオ、見積書に載せておくと、クライアント側も仕事の全体像をイメージしやすくなります。

この説明があるかないかで、値下げ交渉のされやすさも変わります。
ふわっとしたサービスは、ふわっと値切られやすいです。
逆に、工程が明確なサービスは、価格にも理由が生まれます。

駆け出しフリーランスが価格設定で失敗しないための考え方

結局、正解の金額はいくらなんすか?

価格設定には完璧な正解なんてありません。

大事なのは、
根拠のある仮の価格で始めて、実績とデータを見ながら調整することです。

最初の価格は、あくまでスタート地点です。
実際に仕事を受けてみると、想定していたより時間がかかることもありますし、逆に思ったよりスムーズに進むこともあります。

この差を見ずに、「なんとなくこの金額で」と続けるのがいちばん危ないです。

価格の調整の仕方

たとえば、3件ほど受けてみて、毎回修正が多く、予定時間を大きく超えるなら、その価格は見直した方がいいでしょう。
逆に、負担が少なくスムーズに終わるなら、サービスの整理がうまくできている可能性があります。

価格設定は、一度決めたら終わりではありません。
受けながら整えるものです。

最初から完璧を狙って手が止まるより、

  • 相場を見る
  • 時給換算する
  • 追加料金を決める
  • 実際に受けて調整する

この流れで回した方が、ずっと前に進めます。

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迷ったらどう決める?最初の価格表の作り方

「理屈は分かったけど、結局どう決めればいいの?」という人向けに、最初の価格表の作り方をシンプルにまとめます。

手順は3つです。

  • 同業の価格帯を調べる
    • まずは相場を確認します。
    • 自分の業種で、どれくらいの価格帯が多いのかを見ます。
  • 自分の時給と作業時間をかける
    • 次に、自分が最低限ほしい時給を決めます。
    • そのうえで、1件あたりにかかる時間をざっくり出します。
  • 追加料金の条件を決める
    • 最後に、修正回数、短納期、追加作業などの料金を決めます。

たとえば、相場が2万円〜4万円の仕事で、自分は10時間かかりそう、最低時給は2,000円ほしいとします。
この場合、最低でも2万円は必要です。

そこに修正条件や短納期料金をのせれば、ひとまず筋の通った価格表になります。

最初から細かく完璧に作る必要はありません。
むしろ最初は、シンプルな料金表の方が使いやすいです。

  • 基本料金
  • 含まれる範囲
  • 追加料金
  • 納期の目安

まずはこの4つが見える状態を作る。
ここまでできれば、かなり動きやすくなります。

まとめ|価格は自分の働き方を映す鏡

駆け出しフリーランスの価格設定は、感覚だけで決めるとブレやすいです。
だからこそ、次の3つを基準に考えるのが基本になります。

  • 同業の価格を見て相場を知る
  • 作業時間を時給換算して最低ラインを出す
  • 修正や短納期などの追加料金を先に決める

さらに、クライアントには制作工程も一緒に伝えておくと、価格への納得感が生まれやすくなります。

価格設定って、最初はかなり怖いです。
高すぎる気もするし、安すぎる気もする。あの感じ、かなり厄介です。

でも、そこで感覚だけに頼ると、あとからしんどくなります。
逆に、相場・時間・追加条件の3つで整理しておけば、少なくとも「なぜこの金額なのか」は説明できるようになります。

駆け出しの時期に必要なのは、完璧な価格ではありません。
続けられる価格です。

まずは根拠のある仮の価格を作って、実際の案件を通して少しずつ調整していきましょう。

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